かなり大きな建具の塗装作業でした。解体後にサンプルとして既存の建具が置いてありましたが、大きすぎて寝かしてありました、、、施工対象と光源の角度が全く違うので参考程度に眺めつつ作業に入ります。
まずは脱脂後にプライマーを入れます。白系のメタリックを元に、調色したネタをなんとなく雰囲気を伺いながら吹き付けていきます。カラークリアーを2種類用意して、こちらもなんとなく模様を見ながらフワっとボワっと。サンドペーパーで擦ったりしながら、これまたなんとなく雰囲気を探っていきます。見切りの枠と面材が塗り分けだったので少々手間がかかりました。
それにしても今回は「なんとなく」ばかりですみません。迷っているわけではなく、はっきりとイメージを持って作業しているのですが、こうして文章で書き起こしてみると「なんとなく」の割合が多いことに気づきます。良いか悪いかは未だ分かりませんが、補修作業や今回のような塗装作業において「なんとなく」の要素は、収まりの幅を持たせるという意味では意外と大事なのかもしれません。針の穴を通すように突き進むケースもあり、僕らはなんとなく幸せになるんだ(ザ・ブルーハーツ「夕暮れ」より引用)といったケースもあり。。。何はともあれ、無事に収まり良かったです。